ゲームプログラミング演習Ⅰこのページを印刷する
科目コード 24S021220
科目名 ゲームプログラミング演習Ⅰ※
担当者名 秋山 康平
授業の概要 SDL(Simple DirectMedia Layer)は、グラフィック描画機能、オーディオ、キーボード、マウス、ジョイスティックなどへの低レベルアクセスを提供するライブラリである。
本授業では、C言語のSDLライブラリを使ったゲームのプログラミングを通して、統合開発環境や外部ライブラリを利用したアプリケーションの開発手法を学ぶ。
実務経験内容 ゲーム制作会社にて8年間勤務。ゲーム開発に関わる業務を行ってきた。
事前・事後学習の内容 C言語の基礎文法の理解は必須であるため、前期の「プログラミング演習Ⅰ」の内容に関して、きちんと復習しておく必要がある。
各授業の事後学習としては、SDLの関数を利用した処理手順を、各機能(グラフィックの描画方法、サウンドの再生方法など)ごとに各自まとめると、利用方法を忘れても戸惑うことが少なくなる。
授業で扱ったプログラムは、各自変更を加えて動作を確認すると更に理解が深まる。(所要時間1時間
到達目標 自分で考えた完成形のイメージを形にするために、論理的に考えて設計し、実際に動くプログラムとして完成させられることを目標とする。
それと同時に、SDLを利用したゲームプログラムの作成を通して、統合開発環境の各種機能や外部ライブラリの利用方法を理解してもらい、他のアプリケーション開発にも共通する開発方法を習得する。
授業の進め方 演習形式
Web上の資料を基に、完成したデモプログラムの中身を見ながら、ポイントをピックアップして解説する。
またそれとは別に、ライブラリの基本的な機能の確認を実習し、その機能を利用した演習に取り組む時間を設ける。
演習時間中は随時、理解しにくい部分に関しての質問の受付や個別の解説を行う。
授業計画 【第1回】SDLの概要
【第2回】SDLを利用した基本のプログラムとウィンドウの生成
【第3回】画像の描画
【第4回】定期的な描画、更新処理
【第5回】イベントを処理する
【第6回】画像の定期的切り替えによるアニメーションの実装
【第7回】画像の拡大縮小と回転
【第8回】画像の表示方法の理解のための演習
【第9回】キー入力処理
【第10回】マウス入力処理
【第11回】インタラクティブな作品制作演習
【第12回】キャラクターの動作制御
【第13回】追尾動作の実装
【第14回】画面エフェクトの実装
【第15回】当たり判定 点と矩形の当たり判定
【第16回】当たり判定 矩形同士の当たり判定
【第17回】サウンド 再生と停止
【第18回】サウンドを利用した演出
【第19回】リソースの一元管理
【第20回】シーンの流れの構築方法
【第21回】フェードイン・フェードアウト処理
【第22回】複数のオブジェクトの管理方法
【第23回】機能分割したプログラミング
【第24回】画面遷移
【第25回】テキスト表示
【第26回】イージングアニメーションの実装
【第27回】アクションゲームの仕組みの考察
【第28回】ゲーム作品の企画
【第29回】ゲーム作品の設計
【第30回】総合的な作品制作演習
成績評価方法 レポート80%:第27回の授業時間内に課題を提示する。
企画に沿った内容のプログラムが実現できているか、作成したプログラムの動作を深く理解しているかを評価する。
平常点評価20%:講義項目の区切りごとに行う演習問題への取り組み状況を、チェックし評価する。
テキスト
参考文献