本研究所の設立主旨は、新しい時代に即応した理論・技術の先取りを実践しつつ、サンテクノカレッジ教員の学術的資質の向上を目指す、というものです。かような目的を達成すべく、2009年に設立されました。
すでに、学校設立当初から研究を行っていた情報技術という領域に留まらず、数学、物理学、経済学、経営工学等の分野にも踏み込み、そこにおいて情報技術の土台となっている基礎を更に固めるという意味で、論文発表、学会発表、講演、そして専門書の著述などを行っています。それらはすでに、それ自体、世の中に貢献しているわけですが、これらを通して培われた教員の能力は、そのまま本校の教育にも活かされると信じております。やはり研究実績という後ろ盾のない人には、学生の知的好奇心を完全に充足することはできません。単なる知識は勉強によって得ることができますが、真の学術的能力は学術的研究によってしか培われません。従いまして、この研究所は、本校の地位向上というよりも、教員の資質向上によって学生の知的好奇心を充足するのが目的である、と言っても過言ではありません。
これから更に研究内容を充実させ、もっともっと成果が上がるように研究員一同奮起して参ります。
数理科学研究所
所長 杉田勝実