ゲームプログラミング演習Ⅱこのページを印刷する
科目コード C0-3550
科目名 ゲームプログラミング演習Ⅱ※
担当者名 秋山 康平
授業の概要 本授業では、Webベースの開発環境を使用して、スマートフォンのゲームアプリ開発を行う。開発に必要な知識として、JavaScriptの基礎やゲームプログミングで多用するアルゴリズムとデータ構造について学び、ゲームに必要となるグラフィックの描画やサウンドの再生など、基本的なAPIの利用方法を習得していく。
実務経験内容 ゲーム制作会社にて8年間勤務。ゲーム開発に関わる業務を行ってきた。
事前・事後学習の内容 使用言語であるJavaScriptの基礎に関しては、事後学習として、授業で扱ったプログラムのトレース作業を行うことが望ましい。また、作成するゲームプログラムは、各自変更を加えて動作を確認すると更に理解が深まる。(所要時間1時間)
到達目標 スマートフォンの機能の活用方法を理解し、それらを利用したグラフィカルなアプリの開発が行えるようになることを目標とする。
授業の進め方 演習形式。テキストに沿って、ポイントをピックアップして解説する。またそれとは別に、利用するAPIの基本的な機能の確認を実習し、その機能を利用した演習に取り組む時間を設ける。
授業計画 【第1回】スマートフォンアプリ開発の現在
【第2回】Webベース開発環境 Monacaの概要
【第3回】JavaScriptの基礎 値・変数・制御構文
【第4回】JavaScriptの基礎 配列と連想配列
【第5回】JavaScriptの基礎 関数・オブジェクト
【第6回】ゲームエンジンenchant.jsの概要
【第7回】プロジェクトの作成と基本のスクリプト
【第8回】スプライトによる画像の表示
【第9回】アニメーションの実装
【第10回】イベント処理の仕組み
【第11回】スプライトの移動方法
【第12回】タッチ座標の利用
【第13回】テキスト表示
【第14回】タッチ座標を利用したゲーム制作演習
【第15回】衝突チェックの実装
【第16回】タイムラインによるアニメーションの実装
【第17回】サウンドの再生と停止
【第18回】画面遷移
【第19回】複数のオブジェクトの管理方法
【第20回】配列データを使用したマップ表示
【第21回】経路探索アルゴリズム
【第22回】IndexedDB
【第23回】データベースとの連携
【第24回】Apache Cordovaの概要
【第25回】位置情報の利用
【第26回】加速度センサーの利用
【第27回】カメラの利用
【第28回】加速度センサーを使用したゲーム制作演習
【第29回】ゲームアプリの企画
【第30回】総合的な作品制作演習
成績評価方法 レポート80%:第27回の授業時間内に課題を提示する。スマートフォンの機能を利用したアプリが実現できているか、作成したプログラムの動作を深く理解しているかを評価する。
平常点評価20%:講義項目の区切りごとに行う演習問題への取り組み状況を、チェックし評価する。
テキスト 掌田 津耶乃,つくりながら覚える スマホゲームプログラミング,エムディエヌコーポレーション,ISBN978-4-8443-6602-7
参考文献